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Intelligence
シニアライフ

「月刊PHPほんとうの時代」

6月号[総特集]定年後の毎日が面白くなる「習慣」 2002/5/16

 

PHP研究所の”50代から読む大人の生き方誌”「ほんとうの時代」の6月号で掲題特集のケーススタディに取り上げられましたので、ご紹介します。

取材の関連については、既にアップしておりますが、質問に応ずるまま、定年後の自悠人生活のあれこれを長時間にわたって喋った中の取捨選択により、やや、面映い面のみ強調された感を強くしており、実態を知る親しい友人からのクレームなどありはせぬかと恐れるところです。 (@_@)

それにしても、小生の支離滅裂な長話を、上手くまとめたものだと取材の中森さんの力量(文章力と写真も)^o^(に感心することしきりです。

なお、SNR-RLCの有力会員わがメル友・本間(ForesterHomma)さんがケーススタディ3「都会と山小屋の定期的な往復で快適生活!」と題する夫唱婦随のクオリティライフを志向してのゴールデンハ−ベストエイジを謳歌されている様子が紹介されています。

その上、直前の「ガーデンライフを楽しむシンプル生活を」のイラストレーター・エッセイスとの西村玲子さんはわがRM(ルームメイト)^o^(の高校同級生とかで、我が家の玄関に掲げてある額も彼女のものとか・・(@_@)

それぞれに不思議なご縁を感じる出来事でありました。

 

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定年後の「よい習慣」体験談 第1部

ケーススタディ1 中年こそパソコンの利便性を活用すべき

ホームページを毎日更新して縁を広げる

毎朝六時に起床してまずメールチェック

 横浜市金沢区の深井弘雄さん(六十七歳)の朝は、パソコンの立ち上げからはじまる。朝六時に起きてメールやご自身のホームページの掲示板を読み、メッセージを返す。通常は午前中いっぱいパソコンに向かい、午後は庭の手入れや散歩。さらに、夕食後から就寝まで再びパソコンに向かう。パソコンが生活に占める割合は大きい。
 これだけ時間を費やすのは、パソコンが仲間作りや情報取得のための大切なツールとなっているからだ。
 「二十以上のメーリングリストに登録しているので、一日二百通前後のメールが来ます。重要度やアクティビティはそれぞれ異なるのですべてを読んでいるわけではありませんが、定年退職後の情報取得手段としてインターネット・メールはとても便利で価値の高いものです」
 深井さんのホームページ“シニアネット・RRILLIC(リリック)”はシニア世代の人たち向けにさまざまな情報発信と仲間作りができる総合サイトだ。一九九八年1月にスタートしてアクセス数は五六〇〇〇(四月現在)、シニアの人たちの個人ホーページとしてはトップクラスである。
 RRILLICの由来は、「二つのRとLを結ぶ二つのI(愛?)と一つのC」。
 「情報・知識(Information)を活用し、智恵(Intelligence)をベースに余暇(Leisure)を有効活用。明日への活力を養い(Recreation)、良好な人間や自然との関係(Relation)に囲まれた教養(Culture)ある生活・人生(Life)を送ろう!」(ホームページより)
 シニア世代が充実した生活を送るためのキーワードをすべて盛り込んだぜい沢なタイトルである。深井さんの情熱やこだわりがこの名に込められている。

背水の陣を敷いてホームページに挑んだ

 深井さんは定年直後、シニアライフのキーワードは『ハッピー・リタイアメント』と考えた。定年後の有り余る時間をどのように過ごせばいいのか。どうすればハッピーな生活が送れるか。自分の生甲斐はどこにあるのか。いろいろと考えを巡らせ、たどり着いたのが、「人に感謝される」ために生きるということである。
 「現役でも退職後でも、生きていく上で最も大事なものは人との付き合い。人脈。あらゆる人間の行為はこれなくしては成り立ちません。ましてや退職して家にいる機会が多くなった人にとって、気の置けない仲間を持てるというのは、趣味や特技を磨くにも大きなプラスとなるのは間違いないです。感謝されるというのは、その第一段階として必要不可欠なことです」
 そこから深井さんのパソコン生活がはじまる。
 「近所に電脳蕎麦屋というホームページを作っておられる人がいました。結構、多くの人が集まる楽しいサイトだったので、そのご主人のお店に出かけて、仲間に入れてもらいました」
 最初は専門用語の飛び交う中にポツンと置かれているという状況だったが、何人かのパソコンマニアの人たちと話していることで、深井さんのパソコン知識も急激に増えていく。そして、仲間の前で、
 「今年中にホームページをアップする」
 と宣言してしまった。しかし、そのイメージもノウハウも分からないまま宣言したので、そこからが険しい。何しろ、HTML作成やアップロードには専用のアプリケーションがあることさえも知らなかったのだ。
 「宣言すればだれかが同情して手伝ってくれるだろうとタカをくくっていたんですよ。でも、だれも*1(具体的には)教えてくれない。まだですか、と急かされることはあっても」(笑)
 冗談まじりに当時を振り返るが、完成したホームページRRILLICは深井さんの定年後の努力の賜物、存在証明として不可欠なものである。
 「これからの時代、高齢者にはますますはパソコンが必要になると思います。六十代よりも七十代、七十代よりも八十代…。外に出にくくなる世代にとっては、外界と自分を双方向で結ぶ最大のツールとなるでしょう」
 また、地域社会のコミュニケーションツールとしても利用価値は高い。
 「最近、ライブカメラを設置しました。一人でいる時間が多くなる高齢者が、パソコンによって常時、他者=親しい人やケースワーカーなどとつながっていることが、どれだけその人の安らぎになるか。そういった視点からの模索として、まず、自分のパソコンルームにカメラを設置してみたのです」

二十一世紀の『小言幸兵衛』を目指す

 深井さんのホームページは、毎日更新されている。特にトップページの四季折々の花や草木を表した画像は毎日変更されている。更新といってもただその画像を変えればいいというものではない。被写体は自分で見つけてこなくてはならない。
 「家の庭を中心に、近くのお寺や公園などで写真を撮って、季節の移り変わりを実感しています。とくにホームページのためにやっているのではありませんが、家の庭は花は女房、植木は私と世話の分担をしています。きれいな花をアップするのは、そういった趣味を楽しむためにも一役買っています。張り合いができますから」
 もう一つ、日常的な作業となっているのは、新聞のスクラップ作業だ。談論風発の掲示板『ラウンジ・リリック』は、政治、経済、教育などなど、時事ネタについて深井さんやその仲間が議論を交わす場所だが、そのネタ探しに新聞を切り取ってため込んでいく。
 「これは使えそうと思ったら取っておきます。読み流すだけでは、そのこのネタ使おうと思っても、いざ、パソコンの前に座ると忘れてしまうということがよくありますから」
 多くの人に目を向けてもらうためには、それなりの努力は必要なのだ。
今後、深井さんのホームページはどのように進化していくのだろうか。
「前述しましたが、『地域』が鍵になるでしょうね。昔はどこにでもいた『小言幸兵衛』。今の社会にはついぞ見かけません。」でも、必要なのですよ。僕らの子供時代は、あのじいさんは怖いから近寄るなって人、必ずいました。そういう人あるいはご意見番が地域社会を構築するための大事なエッセンスになっていました」
 深井さんは、ネット社会の中でも実社会でも、そういう人になれたら理想的なのだが、と言う。
 「人に対して意見できるというのは、その人に信頼があってはじめてできることです。自分にそういう資格があるかは分かりませんが、いつも見かける、いつも返事をくれる、そういう地道な繰り返しがあって、そのような人物像に近づけるのではないかと考えています」

「シニアネット・RRILLIC(リリック)」
http://www.seaple.icc.ne.jp/~fukai/

以上

*1:校正時唯一「ご近所の先達の反論を恐れて」手を入れたところですが、デスクからはねられたようです。その他は各フレーズの見だしと「です」「ます」が校正時と違った程度で、短時間で纏めたにしては大変完成度が記事で、関心することしきりです。

 

 

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